
クライミングシューズの手入れってどうすればいいの?」
「クライミングシューズは洗えないって本当?」
そんな疑問にお答えすべく、
クライミングシューズ(ボルダリングシューズ)の
お手入れに関する情報をご紹介いたします。
靴のお手入れ大好き工房、店長の中田よしのりです。
靴はお手入れで生まれ変わります。
当店では、修理やケアなどで毎月1,000足のアウトドアシューズをお預かりしています。
適切な手入れでピカピカに生まれ変わった靴を手にしたお客様から、
驚き、感動、喜びのお声が当店に数多く寄せられています。

店長 中田よしのり
ぜひこの記事をご参考になさってください。
クライミングシューズのお手入れが必要な理由
足の汗を吸収し臭いが発生したり、チョークで汚れてしまうため、クライミングシューズはお手入れが必要です。
傷まないように大切にメンテナンスすることで、長く愛用することができます。
定期的に適切なケアを行っていきましょう。
自宅でのセルフお手入れの注意点
費用が嵩んでしまったり、お持ち込みやご配送のお手間がかかりますよね。
当店では、ご自宅でのセルフケアをおすすめしています。
ご自身で定期的に適切なお手入れをしていただくと、より一層愛着が持てますし、いつでも綺麗
な状態を保てるので、靴が長持ちします。
ご自宅でクライミングシューズのお手入れをしていただく際の注意点は以下の通りです。
天日干しではなく「陰干し」しましょう
天日干しするとソールのゴムが硬くなってしまったり、乾燥しすぎてしまい傷みやすくなります。
ゴムが硬くなるとフリクション性能が落ちて、クライミングのパフォーマンスにも影響し得るためご注意ください。
クライミングシューズは水洗いできない?
そのため、水洗いはできないと言われています。
中には、樹脂製のシャンクを採用した洗えるクライミングシューズも出ています。
当店では、「クライミングシューズは洗えない」という認識を覆し、
シューズの性能を落とさずにクライミングシューズを洗い、より清潔に保つためのオリジナルケア用品を開発中です。
臭い対策には消臭スプレーまたは靴下
消臭スプレーを使用するか、薄手の靴下を履くことである程度ニオイを抑えることができます。
高温多湿によって、臭いの元となる雑菌が繁殖しやすくなるため、陰干しで徹底的に乾燥させたり、
後ほどご紹介する「ドライポント」など乾燥剤の併用をおすすめします。
クライミングシューズのお手入れが必要なタイミング
面倒に感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
ソールのフリクション性能などがクライミングのパフォーマンスにも影響します。
お手入れをしながら長く大切に履いていくことで、クライミングシューズがよく足に馴染み愛着が持てます。
クライミングの大切なパートナーとなりますので、ぜひ定期的にケアを行っていきましょう。
クライミングシューズのお手入れに必要な道具
ソールクリーナーを使用してソールについたチョークを落としていきます。
ソールクリーナーはこれらの汚れを取り除き、本来のラバーのフリクション性能を復活させることが出来ます。
アッパーの汚れはエッジブラシを使用して表面のホコリやチョークなどを落としていきます。
毎回ブラッシングをすることで表面の汚れも落ちていきます。
その後、固く絞った布などで拭いて、付着したチョークや泥などをふき取りましょう。
その後は靴の匂いが気になりますので、消臭剤を使用してから乾燥をさせることが重要となります。
そこで役に立つのが、ドライポイントです。
こちらを靴に入れておくことにより、靴の中を除湿します。
使用数か月でシリカ粒子が水分を吸い切って飽和状態になりますが、電子レンジで水分を飛ばすことで何度も
再利用が可能になります。
現在、クライミング専用洗剤を開発中です。
こちらの洗剤はクライミングシューズを洗うための洗剤となります。毎回、洗剤で洗う必要はなく、2~3か月に一度
位のペースで洗うことをお勧めしております。
当店では、毎月1,000足のアウトドアシューズをお預かりをしております。
靴修理&シューケア専門の立場で、独自にシューケアに必要な商品を選び、オリジナルのお手入れセットのご用意をしております。
長い間クライミングシューズをご愛用されている方にも、クライミングシューズのお手入れは初めてという方にも
安心してご利用いただけて、ご満足いただけるシューケア用品を厳選致しました。